ベビーシッターで取り戻す自分の余白(Tちゃんの体験談)

こんにちは。ワーママゆとりカフェオーナーはるちゃんです。

寒くなってきましたねー。皆さん、体調崩したりしてないですか?うちの子どもたちは寒い日でも公園で走り回って元気です。

さてさて、そんな中、友人Tちゃんから「2人目育休にして、初めてベビーシッターを利用するという挑戦(大げさ)を終えたよー」という報告をもらいました。その話がとーっても貴重で、うんうんと共感できて、リアルで、面白くて、両立に欠かせないっっと感じて、この場を借りてシェアします。

ではさっそく、いってみよー!

これまでベビーシッターを利用しなかった理由・・・

それは、「そこそこのお金払って、溺愛する息子と離れてまでやらなきゃいけないことって何?」という禅問答を脳内で繰り返していたから。答えはいつも「そんなのない」だった。だから使えなかった。他の人には「息抜き大事!」とかいくらでも言えるのにね。理由がないと子供と離れてはいけない気がしていたし、何より寂しかった。自分が。

そんな私がなぜベビーシッターを依頼したのか

大きなきっかけになったのは、所属する育休コミュニティの企画「育休いいとも」で聞いた先輩ママのアウトソーシング活用っぷりだった。ゲストの方は、育休復帰後大企業で管理職バリバリをされていて、その多忙たるや私の比ではないはず・・・。その方の両立の秘訣が、ルーティーンでベビーシッターやファミサポを導入すること。そうして仕事に打ち込む時間を生み出し、家族と触れ合う余裕を生み出し、私がゾッコンにロックオンされた朗らかなで快活な人柄をキープしているという。

そして、単に外注するというのでなく、シッターさんやファミサポさんに「チームを組んでもらって・・・」と表現されていたことに猛烈に感動した。興奮冷めやらぬうちに、私はシェアされたパワポと録画を駆使して、夫にその素晴らしさを熱弁した。

今までもチームとして「家族4人で」どうやったら幸せにやっていけるかを考えてきたけど、『チームは4人でなくてもいい』ということに気づいてしまったから。
もう一度言いますよ!

『 チ ー ム は 4 人 で な く ても い い !!!!!』


これは本当に目から鱗だった。
一人で頑張らなくていいどころか、家族だけでが張らなくたっていいんだ!って。むしろ輝いてる人は、たくさん味方を作って、周りを巻き込んで、自分が輝ける環境を作っていることに、このコミュニティに入って確信している。そんなわけで、新チーム結成の第一歩としてベビーシッター導入を心に決めたのです。

導入を決めてから・・・

数多あるシッターの派遣会社からどこを選べばいいの?とかちらっと考えたのだけど、いろいろ調べてもキリがないので周りで利用者が多かった『KIDS LINE』に登録した。モタモタしていると気持ちが萎えそうだったので。

「預けてまでやらなきゃいけないこと」は近々にはなかったので、夫と都合が合いそうでな日に予約してデートすることにした。
5時間以上の予約で時給1000円にディスカウントというキャンペーン中だったので、思い切って5時間予約。本当は2〜3時間でちょっとランチでも・・・のつもりだったけど、結果同じくらいの値段でお願いできた。(さらに初回特典で3000円OFFだったので、ランチの軍資金にした。)

前日は旅行前のようにそわそわした。お金を払って、息子と離れてまで出かけるからには、とびきり充実させたかったから。私のそわそわが伝染したのか、前日息子は「新生児かよ!」と突っ込みたくなるほどに、1〜2時間ごとに夜泣きというまさかのストライキを・・・以心伝心が仇となる展開。

そして当日・・・

感じのいいシッターさんがきて簡単な引き継ぎをし、私たちは出かけた。息子はニコニコで見送ってくれた。

普段3歳児と0歳児の世話を交互にしてゆっくり食事できないので、KING OF大人グルメ(当社比)である生牡蠣をたらふく食べることにした。
が、「今のうちに・・・」が癖になっている私たちは、31粒の牡蠣を平らげて、そのお店のランチメニューの10倍のお会計を30分で回すという上客っぷりを発揮することに・・・。習慣って怖い。

まだまだ時間があったので、子連れでは気が引ける静かなショコラティエに向かった。
当然夫の趣味ではないけど、私が喜びそうな提案してくれて嬉しかったので、「ここは私が!」とお支払いを申し出た。(貢ぎ体質w)
可愛いケーキを食べながらお茶は楽しかったのだけど、「なんだからしくないね」とシメにこってりラーメンを食べたw。

帰宅してみると、泣くわけでもなくにっこり出迎えてくれた息子。お昼寝して、楽しく遊んで、ごきげんで過ごしたらしい。結局5時間の間に3回も息子の動画を見てしまった・・・。寂しかったのは私だけ。

久しぶりに二人きりで出かけたけど、甘いムードになったとかは全然なくて(元々ない)、会話だって「明日ファミサポの登録いくよ」とか「保育園申し込み書類いい加減書いてよね」とか「子供達のクリスマスプレゼントどうしようか」とか事務連絡が大半で、あとは「美味しいね〜」「嬉しいね〜」「楽しいね〜」の連呼だった。

ベビーシッターを使ってみた結果・・・みんなに勧めたい!

払った費用分の生産的な活動なんて1mmくらいしかなくて、むしろ大散財。でも、そもそも夫婦の時間や一人の時間って、「作らなきゃいけない」とか「何かすべき時間」じゃなくて、元々当たり前にあった時間。

望んだものを手に入れた代わりに、かつての当たり前を手放し、今度は対価を払ってほんのひと時それを取り戻す。
他の人にとってはなんの価値もない、何も生み出さない時間かもしれないけれど、「当たり前の余白」を取り戻すっていうすごく貴重な体験をしたなと思う。

今回は、復帰に向けたチーム結成というテーマもあってのシッター体験だったけど、そんないかにもっぽい理由なんて本当はなくていいんじゃないかなと終わってみて思う。

もし飲み会に参加しなくなってお財布に留まってる諭吉さんがいたら、何も生み出さないとしても自分の余白を買い戻してみるのはどうだろう?

空白の時間は夢を描く余白だって大好きなバンドが歌ってたな。いつか描いたやつより本物にしよう。

いやー、私より何倍も文才がある友達の文章、何度読んでも面白い!!これを読んで、ベビーシッターを使ってみるのもアリかも!?って思いましたー。

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