自分の経験を相手の価値に

こんばんは。ワーママゆとりカフェオーナーはるちゃんです。

前回は、私の人生ヒストリーを感情とともに振り返ってみました。こうやって振り返ってみると、悔しかったことも楽しかったことも今に生きているなぁと感じます。特に社会人になってから出会った人、やってきたことが価値観のベースになっていることが分かりました。

今回は「自分の経験を相手の価値に変える」ということを考えてみたいと思います。

22歳:魅力的な人が集まる会社に就職。新しいことが好きで自由な環境の仕事は楽しい半面、同期は優秀な人ばかりで焦ってばかりいた。悔しかった!
先日とある方から「モチベーションを維持するためにどうしていますか?」という質問を受けました。そして「すごいなと思える人の話を聞くとモチベーションが上がるので、意図的にそういう機会を作ってます」と回答しました。答えたときは無意識でしたが、過去の原体験があったから迷いなく言葉が出てきたのかも。

優秀な人ばかりに囲まれて焦らながらも成長できた私の経験からすると、もしかしたら一歩踏み出せていない人に「こんな人いるよと紹介してつけ合わせたり、また自分自身が子育てを楽しみながら好きなことをして両立を体現すること」が相手の価値になるのかもしれませんね。

25歳:新規事業の立ち上げ部署に異動。やりがいも表彰も得て仕事に没頭。楽しかった!一方でリーマンショックにより採用したメンバーの人員削減、事業撤退(国へ譲渡)という厳しい面も知る。
新しいこと好きな性格は昔からですが、この仕事で一気にアクセル全開になったと思います。新規事業の立ち上げの苦労/現実を知っている私の経験からすると、新しいビジネス始めたいという人に「新ビジネスをどうやって始めるか、どうマネタイズしていくか、をアドバイスすること」が相手の価値になりそうです。

27歳:小さい頃からの夢「幸せな家庭を築きたい」を思い出して結婚。夫の転勤に合わせて地方勤務を選び、これまでの仕事のペースを緩めた。入社以来、初めて外の世界に目を向けられた。
26歳までのキャリアを振り返るとガツガツ系と思われがちですが、結婚を機にフツーの女子になります(笑)人生キャリアにとってはとても勇気のいる決断でした。ここで地方勤務を決断したからこそ「両立」という道が開けたといっても過言ではありません。この経験は、結婚や出産でキャリアが閉ざされてしまう不安や迷いのある方に、「仕事と育児の両立は可能だと伝えること、相談にのること、背中を押すこと」という価値を提供できるのだと思います。


29歳:1人目出産。「子どもを預けてまでやりたい仕事」を考えて新組織の立ち上げ。ゼロからメンバーを採用し、成功モデルの型化、全国展開を作り出した。表彰で認められる。楽しかった!
子どもはとてもかわいい存在なので「子どもを預けてまでやりたいか?」と考えるようになりました。さらに限られた時短勤務で生産性(成果÷時間)がものすごく磨かれました。結果、自身の成果だけでなく事業スピードを上げるということができました。この経験は、「事業のスピードを早めること」という価値になりそうですね。


32歳:2人目出産。営業に戻り週1だけ出勤して残りは在宅でも成果を出すスタイルを確立。働きやすさは文句なく素晴らしく、周囲のサポートにも助けられた。もっと新しいことがやりたい気持ちも。
働き方改革の追い風もあり、社内で「生産性」がキーワードになっていた時期。リモートワークが広がってきたことと、保育園の週末呼出し対策(息子は毎週木曜か金曜になると発熱していました。。)として、週1だけしか出勤しないことを宣言→実行しました。ポイントは3つで、①成果を出す、②ミスをしない、③発信を増やす、です。具体的には、成果を出すために業務の棚卸しをしたり、ミス防止のためにダブルチェック機能をつけたり、朝夕メールに加えてタスクごとに成果を発信したり、社内限システムを使わずに提案資料を型化したり、スケジュールを週次化したり、社内外の締切を前倒したり、会議をリモート化したり。。これらの経験は、「仕事の生産性を上げること」という価値になりそうですね。


34歳:3人目出産。育休中に働き方を考え直したいと思うが、何から手をつけていいのか分からない。目の前の赤ちゃんはとてもかわいくて、何かしたいと思いながら踏み出せずにいた。モヤモヤ。 

もやもやしていた経験が誰かの価値になるのか?ここでは「共感」かなと思います。やってきたことの全てが上手くいっているわけでは全然なくて、むしろ失敗やもやもやはこれまでもたくさんあった。何かしたいと思いながら踏み出せない時間もたくさん過ごしてきたし、そういう時間があったからこそ、子どもたちとしっかり向き合えたとも言えると思います。これらの経験は「同じくもやもやしている人に共感すること」という価値になりそうです。


35歳:仕事と育児の両立をサポートする仕事を始める。両立に悩む女性を助けられるのは嬉しいし、話をしているだけで楽しい。私だからできる仕事だという自負もあって、やりがいを強く感じる。

ついに今年10月~仕事と育児の両立サポートを始めました。今は両立サポート座談会を受けて「話を聞いて心が楽になりました」「夫に相談してみました」「家事代行/ベビーシッターを予約してみました」という声を聞くことがとても嬉しいです。目の前で、子どもがいながらやりたいことを諦めない女性が増えていっているのを見ると心がわくわくします。この経験そのものが、「仕事と育児の両立をサポートすること」という価値だと思います。


いやー、ここまで書き出すと、私が経験してきたことの全てが提供価値に紐づくんだなぁと改めて感じます。面白くなってきましたよ!続きはこちらです。

ワーママにゆとりと癒しを。

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